4月の企業倒産 物価高倒産が過去3番目の高水準
5月24日
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「最近、倒産のニュースが増えている気がするんですよね…」
ある企業の経営者の方と話していた時、そんな一言から会話が始まりました。
実際にデータを見てみると、やはり状況は静かに、しかし確実に変わってきています。
東京商工リサーチの発表によると4月の企業倒産は883件。
前年より増加し、5カ月連続で前年を上回る結果となりました。
特に印象的だったのは「倒産の中身」です。
これまでよく聞かれていた「人手不足倒産」よりも、今はむしろ「物価高倒産」が大きく増えています。
物価高倒産は85件。人件費や金利、原材料費の上昇によって、利益が圧迫され、資金繰りが厳しくなった企業が増えているということです。
つまり、
「売上はそこまで落ちていないのに、なぜか資金が残らない」
そんな状態に陥っている企業が少なくありません。
特に中小企業の現場では「価格転嫁が思うようにできない」「人件費だけがじわじわ上がる」「金利上昇で返済負担が増える」こうした“じわじわ型の圧迫”が起きています。
そしてこれは、ある日突然の倒産ではなく「気づいた時にはもう選択肢が少なくなっている」という形で表面化するのが特徴です。
現場で感じるのは、経営そのものよりも「数字の見え方」と「判断の遅れ」がリスクを大きくしているということです。
倒産件数という数字の裏側には、一社一社の「日々の判断の積み重ね」があります。
だからこそ今は「頑張る」だけではなく、「数字と向き合う力」「伝える力」「選ぶ力」がより重要になっているのかもしれません。





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